宵明けの月籠 7
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シリーズ
全10冊
作品情報
── 夜歴1289年、歴史は「血」に刻まれたかつて世界を揺るがした「聖血戦争」あらゆる闇の力を鎮め、あるいは増幅させる伝説の「聖血」を宿した一人の少女が現れた。 満月の夜、運命は再び共鳴する。それは、悲劇の再来か、それとも救済のはじまりか。孤独な令嬢と、心を閉ざしたヴァンパイアが織りなす、切なくも幻想的な現代ファンタジー。月明かりの庭園。藍璃の前に突如現れたのは、翠の瞳を持つ美しい青年・スズカだった。柔らかな微笑みと共に現れた彼は、リアムと旧知の仲であり、十二年ぶりにこの屋敷を訪れたという。セレナとも再会を喜び合うスズカの明るさは、閉ざされていた藍璃の世界に新しい風を吹き込む。だが、その穏やかな瞳の奥には、かつて救えなかった「聖血」の少女・ソフィアを知る者ゆえの、寂しげな色が過っていた。
