金で旗本になった弟と、胡散臭い分限者の兄。二人が三郎兵衛を狙う。白髪の武士が若侍たちを打擲、大目付松波筑後守と名乗る。城中でその贋者に間違われ、なぜか恨みを買うことに。刺客が三郎兵衛を襲う!三郎兵衛は、白髪の武士が傍若無人な若侍たちを打擲しているのに出くわすが、男は大目付・松波筑後守と名乗って去っていった。数日後、城中で見覚えのない武士から、街中で息子を叱責していただき…と礼を言われるが、この男は
持ち前の負けん気で十手を預かる妙の前に人知を超えた罠が迫る。若く美しい娘が惨殺される奇怪な事件が相次ぐ!下手人を追う娘岡っ引きが出会った若者百瀬小太郎と三人娘は敵か? 味方か?御用の最中に命を落とした兄の跡を継ぎ、岡っ引きとなった十八歳の妙。三人の娘が「獣に心の臓を食い破られた」ように惨殺された事件を同心の麻生真之助と共に追う。そんな中、酔った町奴に絡まれる妙を救った百瀬小太郎は、曲芸を見世物とす
それは許されぬ仇討ち。藩主に謀られた男の、切ないまでの復讐劇!藩主の犯した罪を被って、将来を信じたまま逝った父。約束が反故にされたとき、遺された息子は誓った……。命を賭けて恨みを晴らす!上州野島藩の重臣たちが相次いで斬殺された。どうやら仇討ちらしい。事の発端は藩主が百姓の若妻に犯した蛮行。藩主の身代わりとなって上方に移り住んだ小納戸役は御家再興の約束を守られぬまま、かの地で落命。遺された嫡男・兵馬
山歩きの途中、偶然にも帝の命を救い、右近衛の少将に取り立てられた凛々しき青年・正時。正時の部下となった右近衛将監・高明は、都を騒がす謎の女性・陽炎と出会ったことをきっかけに、正時の意外な正体と、この若き少将の秘めたる大望を知る。十三年前に右大臣家で起きた凄惨な事件の真相が今、明らかとなる! 筆者の「心の中の平安京」を舞台に繰り広げられる、きらびやかな物語。
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