「教えて、香死。彼女はなぜ、死ななきゃならなかったの?」田舎出身の天真爛漫な少女・香麗然は、死者の想いをお香の煙で視る不思議な力を持っている。彼女はひょんなことから、死者の匂い――「香死」を漂わせる幼い妃に仕えることになった。やけに頼もしい爽やかな青年・曹朱と協力し、自身の特異な力を使って、侍女の謎の死、毒薬事件に誘拐、妃の流産など、次から次へと起きる謎の事件を暴いていく。やがて、それらの事件が、
仕事で忙しい母親と、認知症の祖母のため、家事と家族の“ケア”に勤しむヤングケアラーの日彩。祖母には存在を忘れられ、学校生活も満足に送れず、友達にも呆れられる。そんな日々に息が詰まりそうで、自分の居場所を探していた。そんな時に真夜中のスーパー前で、同じ高校の制服を着た男の子、梨斗に声をかけられた。毎夜15分、観覧車が一周する間だけ、自分の心を打ち明けていき……? 明日を生きるみんなに贈る、アルファポ
婚約者と仕事を失い、傷心旅行で信州松本を訪れたあずみ。幼い頃から人ならざるモノが視える彼女は、あやかしが集う古民家カフェ『玉手箱』に偶然招かれる。不思議な縁が重なり、カフェで働くことになったあずみだが、カフェにやって来るのは一癖も二癖もある客ばかり。はじめは戸惑っていたものの、賑やかな日々を過ごすうちに、あずみは疎んでいた自身の力を受け入れ、新しい生き方を見つけていく――。疲れた心がじんわり潤う、
幼い頃に両親を亡くし、田舎の村で慎ましく生活していたハナ。村の人に紹介された仕事に就くために帝都に向かうも、そこは遊廓のような場所だった。困惑するハナを救ったのは、中條公爵家の長男・鷹保。女性との噂が絶えず、帝都一の色男と呼ばれる男だった。行く当てのないハナは彼の屋敷で女中として働くことになるが、ともに過ごすうちに世間のイメージとは異なる優しさに触れ、彼に惹かれていく。そんな折、ハナは鷹保のある噂
人生100年時代を迎えた今、私たちは「長く生きること」と「幸せに生きること」の違いに向き合う必要があります。本書は、定年後の人生をより豊かに、より自分らしく生きるための指針を示した一冊です。健康、孤独、人とのつながり、自己表現、読書、学び――。人生後半に訪れるさまざまな課題と可能性を見つめながら、心が本当に喜ぶ生き方を探求します。著者自身の経験や仏教的な人生観も交え、「生きる目的とは何か」「本当の
ついに沖縄決戦突入! 第九九特殊混成旅団の、そして日本の運命は!? 太平洋戦争終末期。圧倒的な物量を誇る連合軍の前に、敗退を続けていた日本は、「大統一」の号令のもと、ついに帝国陸海軍の統一軍を誕生させた。しかし、その戦力はすでに激減し、統一軍のさきがけである牧中将の「第九九特殊混成旅団」も消耗が激しかった。迫る連合軍を前に「講和」と「本土決戦」の声が錯綜するなか、「天号作戦」すなわち沖縄決戦は開始
列強に対抗するため陸軍と海軍を統一せよ! その男が見ていたのは半世紀先であった 太平洋戦争中期、ガダルカナル島に多くの将兵が取り残され、飢えで苦しんでいた頃。戦闘機乗り・高松三太軍曹は、誰もその名を聞いたことがない謎の旅団に配属された。どのような機体を使っていて、どのような人間が所属しているのかも不明なまま着任した高松に対し、旅団長・牧中将は語る。この部隊、「第九九特殊混成旅団」とは、陸・海・空の
レイテ島にて捷号作戦が発動! 未来を賭けた戦いが始まった 太平洋戦争末期。大日本帝国は圧倒的な物量を誇る連合軍の前に敗退を続けていた。陸・海・空各部隊の一元的な運用を目的として設立された「第九九特殊混成旅団」も連日の戦闘に消耗し、ある者は内地で、またある者は南洋で、雌伏の日々を送ることを余儀なくされる。旅団飛行戦隊に所属する高松三太准尉は、そんなある日、療養のため滞在していた東京で、ひとりの女性を
SF、ファンタジー、日常のヒトコマをテーマにした短編集。本文の内容……/『あしもとの花』『雷(イナヅマ)を視た。』『キャリーバッグ』…雷に関する不思議な話。/「ちぐはぐな二人」「嘘……でしょ……」…ショートショート。日常のヒトコマの話。/『黒雪』…近未来。〈ヴァンパイア〉と呼ばれる奇形の存在と、ヒトガタ狩猟動物が生み出される。そして、ヒトガタ狩猟動物である黒雪は朱雨という青年と出会い、自分の宿命を
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