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軸から人体を描く美術解剖学

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作品情報

※この電子書籍は固定レイアウト型で配信されております。固定レイアウト型は文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。 ■「はじめに」より 軸は、幾何学的な線と同じで、形も量もありません。意識しないと見えない概念です。フレームは、頭蓋骨のような丸いボリュームを捉えるときに球を使うなど、幾何図形に置き換えて捉えるような場面で使われます。美術大学の授業で、学生さんの「全身骨格を描く」という課題を見ていたとき、「骨の軸がずれているな」とか「フレームがないのかな」と思うことがけっこうありました。意外に軸を意識していない人がいらっしゃるのかなと思ったのです。 棒人間は旧石器時代の壁画から現代人まで一度は描いたことのある、最もシンプルな人体像といえますが、プロの作家でも意識する普遍的な概念でもあります。プロが作る写実的な表現でも軸がしっかりしていないと歪んで見えるため、彫刻やフィギュア造形では、粘土で人体を造形するときに、体の長軸を通過する軸に似た芯を針金や木材で作ります。 本書では「棒人間」を美術解剖学の専門家が本気で解説することで、軸から全身を表現するための目と知識、すなわち美的感性を養っていきます。本書を学習していくことによって、アタリがすばやく取れるようになったり、作画や造形の歪みが少なくなったり、形や姿勢の違和感に気がつくようになったりするでしょう。 輪郭から描く方法ではなく、芯から作るプロセスを体験して、中身が詰まったような人体像が表現できるように、描きながら練習していきましょう。 2025年1月 加藤公太 ※カバー画像が異なる場合があります。

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