吉野作造 リベラル・デモクラシーの探究者

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戦前の日本を代表する政治学者・吉野作造。高校時代にキリスト教入信、卒業直前に結婚、中国で袁世凱の息子の家庭教師に就くなど活動的だった吉野は、東京帝大着任後の第1次世界大戦中に「民本主義」を唱え、大正デモクラシーのイデオローグとなる。討論会や講義、メディアで、元老や軍閥と闘い、命を削りながら自説を主張した。本書は、日本における民主主義とリベラリズムの実現を訴えて行動し続けた学者の生涯を描く。まえがき序 章 いまなぜ吉野作造か第1章 学生時代――東北の早熟な天才1 キリスト教入信と高校生結婚2 東京帝大へ――2人の師との出会い3 日露戦争の時代――言論活動の開始4 中国での家庭教師生活第2章 政治学者としての始動1 欧州への留学――民衆運動、社会事業への理解2 東京帝大政治史講義3 本格的論壇デビュー滝田樗陰と『中央公論』4 第一次世界大戦を受けて第3章 民本主義の展開――第1次世界大戦下の発表1 「憲政の本義」論文の発表2 民本主義の本質――国民主権を求めて3 超然内閣への批判、原敬内閣への不満4 リベラリズム擁護――言論・信教の自由第4章 明治文化研究へ――近代日本への西洋の影響とは1 「公道」の模索――なぜ日本で芽生えたか2 伊藤博文と明治憲法の探究3 自由民権時代の主権論への着目4 先駆者・福沢諭吉の評価第5章 晩年と死――1930年代1 私生活――子、女性、病2 満洲事変と軍部批判――伏せ字のなかで3 若すぎる死、多くの追悼終 章 戦中・戦後のなかの民本主義1 右派の激しい攻撃――戦時下、国家主義の時代2 敗戦後――戦後民主主義とは異なるのか3 日本国憲法に継承されたか――鈴木安蔵の存在あとがき参考文献吉野作造著作一覧吉野作造 略年譜

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