学ぶことが仕事――博士という生き方
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「人間は、学びたいと思いすぎると、むしろ、えらいと言われなくなっていくのである」――(はじめにより)ベストセラー『なぜ働いていると本が読めなくなるのか』の著者・三宅香帆、初のルポタージュ!治験バイトで1日約10回の採血。エンドレスの遺伝子実験。研究室に寝泊まりして、結婚。偏差値80の秀才が、「自分はダメだ」と絶望する――。世間から「えらいね」と言われる道(新卒就職)を捨ててまで、なぜ彼らは「博士課程」という道を選んだのか?そして、博士号を取った先に、どんな仕事と人生が待っているのか?自身も博士課程を経験した著者が、「学ぶことを仕事にした」研究者たちのリアルと、知られざるキャリアの実態を徹底取材!◆ 本書で描かれる「博士たちのリアル」・【日常】休む暇もない研究生活、大学院生のお金事情・【人生】恋愛・結婚・子育てとの両立という難題・【進路】アカデミアに残るか、企業へ行くのか、それとも第3の道か・【価値】企業や社会は「博士」をどう評価しているのか効率やコスパが重視される現代社会で、「時間をかけて深く学ぶこと」には、どんな意味があるのか?「学びの故郷」である大学院と博士たちの姿から、これからの社会と個人のあり方を問い直す一冊。【目次】はじめにまえがき なぜ私が本書の執筆者? とあなたも思ったことでしょう第1章 文系博士はこうして生まれる1.夜からはじまる/2.マングローブのたくましさ/3.だけど、弁護士にならなかったのには理由がある/4.国際協力は今この現実から第2章 理系博士のクレイジー・ジャーニー1.きのこ研究者はロマンを抱えて/2.天気の予測は可能?第3章 博士になるまで1.本がきっかけで、博士になるパターン/2.授業がきっかけで、博士になるパターン/3.最初から、博士になりたいと思っていた--パターン/4.先生に薦められて、そのままパターン第4章 実際、どうやって暮らしているの?1.理系研究者の休みのない日々/2.大学院生は、どうやってお金を工面しているのか第5章 恋愛・結婚・子育てとの両立って、可能なのか……?1.博士、出会いがない問題をどうするのか問題/2.そして、博士、いつ結婚するのか問題/3.さらに、博士、子育てになると大変すぎる問題/4.そして、博士はどうバランスをとるのか問題第6章 博士、どこへ行くのか1.大学で研究している寺上さんの場合/2.独立法人で研究を続ける大谷さんの場合/3.国家公務員になったあと、大学に戻って研究している久保さんの場合/4.企業で研究を続ける伊藤さんの場合第7章 社会で「博士」はどうなっていくのか?1.なぜ博士は増やされたのか?/2.アカデミアの「外」に出る選択肢/3.イノベーションを起こす専門性第8章 働きながら「博士」として生きる1.なぜ働いていると哲学の本が読めなくなるのか/2.複数のボキャブラリーのために/3.参与観察としての就職第9章 企業は「博士」をどのように見ているのか?1.目標へのアプローチを重視したい/2.入社してから博士号をとるという選択肢/3.レジリエンスこそが大事おわりに 時間をかけていく――博士号という通過点と「イノベーション」ブックリスト 本書に登場した専門分野を知るための本ブックガイド 三宅香帆が博士後期課程に進みたい人に薦める本【はじめにより】人間は、学びたいと思いすぎると、むしろ、えらいと言われなくなっていくのである。本書は「えらい」と世間から言われるだろう程度を超えてでも、それでも学びたいと思った人々――「博士後期課程」いわゆるアカデミアと呼ばれる世界に飛び込んだ人々に取材し、できた本である。(中略)つまりは、「学ぶことを仕事にした」研究職という仕事の内実を伝えようとしている。
- 著者
- 出版社 世界思想社
- ジャンル
- シリーズ 学ぶことが仕事――博士という生き方
- 電子版配信開始日 2026/11/04
- ファイルサイズ - MB
