いろいろな人のいろいろな色 色覚多様性をめぐって
購入済み
シリーズ
全1冊
作品情報
「色覚多様性」という言葉が、21世紀になってから生物学の研究者たちから提案されました。わたしたち一人一人が、少しずつ(ときには大きく)違う見え方をしていて、誰もが違う多様性の一部だということです。ならば、その違いを知りたいと思いませんか?――《序章「色覚の違い」に橋をかける》より「私たちは全員、違う色を見ている!?」……かつて、職業選択制限などの差別を受けてきた「少数色覚(色覚異常)」。近年の知見では、色覚とは単純に「異常/正常」に分けられるものではなく、もっとスペクトラムな多様性ある概念だと知られつつある。とはいえ、現在でもSNSなどで「肉が焼けているか分からない人たち」などといじられることもしばしば。この問題に早くから取り組んできた著者が、「色の世界の科学的最新情報とその多様性のリアル」に接近するべく、今回アプローチした方法のひとつが、少数色覚当事者たちへのインタビュー。画家、アナウンサー、臨床検査技師、編集者、教師……多彩な分野で活躍する少数色覚者たちの率直な声をお届けする。《目次》序章 「色覚の違い」に橋をかける第0章 ヒトの2色覚と3色覚第1章 CUDOの二人に聞く――2色覚はどんな色の世界?第2章 画家・黒坂祐の色をめぐる冒険第3章 2色覚の臨床検査技師とスーパーソニック(超音波)ワールド第4章 辞典編集者が見た「色覚」の世界第5章 少数色覚のアナウンサーが「色の情報」を伝えるとき第6章 色覚マイノリティの先生たち終章 誰もが色覚多様性の中にいる◎コラム1 色覚をめぐる言葉の整理◎コラム2 眼科医を訪ねる◎コラム3 2色覚者は赤と緑の夢を見るか 【補遺】ヒトの色覚多様性と検査について知っておくべきこと《著者プロフィール》川端裕人(かわばた・ひろと)1964年生まれ。小説家・ノンフィクション作家。東京大学教養学部卒業。日本テレビ勤務を経て作家活動に入る。小説作品として『銀河のワールドカップ』『空よりも遠く、のびやかに』(いずれも集英社文庫)ほか、ノンフィクション作品として科学ジャーナリスト賞2018・第34回講談社科学出版賞受賞作品『我々はなぜ我々だけなのか』(海部陽介監修、講談社ブルーバックス)、『「色のふしぎ」と不思議な社会 2020年代の「色覚」原論』(筑摩書房)、『ドードーをめぐる堂々めぐり』(岩波書店)ほか多くの著作がある。また、共著作として科学ジャーナリスト賞2021受賞作品『理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ!』(西浦博との共著、中央公論新社)など。2024年『ドードー鳥と孤独鳥』(国書刊行会)で第43回新田次郎文学賞を受賞。
- 著者
- 出版社 集英社
- ジャンル
- レーベル 集英社学芸単行本
- シリーズ いろいろな人のいろいろな色 色覚多様性をめぐって
- 電子版配信開始日 2026/11/05
- ファイルサイズ - MB
