太平洋食堂
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作品情報
消された歴史に命を宿す傑作歴史長編!こんなに魂に沁みる小説はめったにない!今こそ、読むべき物語だ。(作家・藤沢周)一九〇四年(明治三十七年)、紀州・新宮に西洋の王様がかぶる王冠のような看板を掲げた一軒の食堂が開店した。「太平洋食堂」と名付けられたその店の主人は「ひげのドクトル(毒取る)さん」と呼ばれ、地元の人たちから慕われていた医師・大石誠之助。アメリカやシンガポール、インドなどに留学した経験を持つ彼は、戦争と差別を嫌い、常に貧しき人の側に立って行動する人だった。やがて幸徳秋水、堺利彦、森近運平らと交流を深めていく中、“主義者”として国家から監視されるようになった誠之助に待ち受ける運命とは――。歴史の闇に埋もれた傑士の半生を描く傑作長編小説。
