ぼくの命は言葉とともにある
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作品情報
3歳で右目を、9歳で左目を失明、14歳で右耳を、18歳で左耳を失聴し、光と音の世界を喪失した福島智氏。氏はその当時のことをこう綴っている。「私はいきなり自分が地球上から引きはがされ、 この空間に投げ込まれたように感じた。 自分一人が空間のすべてを覆い尽くしてしまうような、 狭くて暗く静かな『世界』。 ここはどこだろう。 (中略) 私は限定のない暗黒の中で呻吟していた」著者はまず他者とのコミュニケーションをいかに復活させ、言葉=情報を再び得ることができるようになったかを語る。だがそれはプロローグにすぎず、自ら生きる意味を問い、幸せの在処を探し求める。その深く鋭い思索の足跡は、両親や友、師との交流に始まり、フランクルや芥川龍之介、北方謙三といった人物たちの著書や谷川俊太郎の詩、はたまた落語にまで及んでいく。苦悩の末に著者が見出した生きる意味、幸福の形は、読む者にもまた深い思索をもたらしてくれるであろう。人間と人間が本当に繋がり合うとはどういうことか、仲間との信頼関係を築くためには何が大事かといったことが説得力を持って迫ってくる。【目次】プロローグ「盲ろう」の世界を生きるということ第一章 静かなる戦場で第二章 人間は自分たちが思っているほど強い存在ではない第三章 今この一瞬も戦闘状態、私の人生を支える命ある言葉第四章 生きる力と勇気の多くを、読書が与えてくれた第五章 再生を支えてくれた家族と友と、永遠なるものと第六章 盲ろう者の視点で考える幸福の姿
- 著者
- 出版社 致知出版社
- ジャンル
- シリーズ ぼくの命は言葉とともにある
- 電子版配信開始日 2026/08/07
- ファイルサイズ 1.21 MB
