幕臣・小栗忠順の真実

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ロシアのバルチック艦隊を打ち破った東郷平八郎は、のちに小栗忠順の娘婿と孫を自邸に招き、感謝の意を表したという。忠順が設立に尽力した横須賀製鉄所が、のちに横須賀海軍工廠となり、そのおかげで帝国海軍は勝利をすることができたからだった。文政10年(1827)、三河譜代の家に生まれた忠順は、海外を経験した開明派の幕臣として、内憂外患に苦しむ幕府を支えるべく、自らが信じる道を邁進する。その能力の高さゆえ、外国奉行、勘定奉行、陸軍奉行並、海軍奉行並と次々に重職に就くも、果断な性格が上層部の反感を買って解任、ということを繰り返す。そして、最後の将軍・徳川慶喜の大政奉還によって時代は大きく動き、忠順は“逆賊”として斬首されることになった——。なにゆえ、小栗忠順は逆賊とされたのか。そして、近代日本誕生に忠順が果たした役割とは。大河ドラマ「逆賊の幕臣」の主人公の真実に迫った一冊。

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